ぎっくり腰について
〈ぎっくり腰とは?〉

ぎっくり腰とは、診断名は急性腰痛と言い、ぎっくり腰は通称です。
慢性腰痛の様な鈍い痛みと違い、急激に強い痛み・鋭い痛みが生じる腰痛です。場合によっては炎症も伴います。人によって程度が変わり、軽い場合は動くごとに電気が走ったような痛みを感じ、ひどい場合は動けない程の状態になります。
これをやったらなるという様なものはなく、何気ない動作でもなります。
(例)
- ・洗面台で顔を洗っていたら体を起こせなくなった。
- ・机の端のティッシュをとろうとしたら痛くて動かせなくなった。
- ・立って着替えていてズボンをはこうとしたら急激に腰に痛みが出た。
などの生活上、何気ない動作で起こることがあります。
〈ぎっくり腰はどうしてなってしまうのか。〉
なぜぎっくり腰になってしますのか。それは、もともと腰に負担がかかっている状態で何かの拍子に最後の一線を超えてしまい痛みの悪化もしくは炎症がでてしまったということです。
もともとの自覚があるなしにかかわらず、腰に負担がかかったていたということです。
身体は気づかぬうちにずっと頑張って頑張って限界を迎えたことで、痛みというお知らせ、SOSを出したということです。そして限界を迎えた部位を治すために急に血流を送り込むことで、熱を持った、炎症が出たということです。そして炎症は痛みを誘発させるのです。
ここで厄介なのが人の体は急な血流の上昇(低下もなのですが)が起こると身体が驚いて痛みを出すということがあります。
〈痛みは悪者なのか?〉
痛みがあると大変ですよね。ですが、痛み自体は悪いものではないのです。痛みは身体が出してくれているお知らせです。「傷ついているから使わないでね」・「体が限界だから使わないでね」といった具合に使ってほしくないために痛みとしてお知らせを出しているのです。
例えば傷が出来たとき痛みがなければ傷口をいじって結果治らなくなると思いませんか。修復させたいのに皮膚構造を壊し続けることで治せない状態になります。そのため痛みで触らないでねと伝えているのです。
だからこそ腰にかかる負担を先ずは軽減しなければ、傷口をいじっていることと同じことなのです。
〈なぜ、腰に負担がかかってしまうのか?〉
身体の骨格(特に背骨)の構造が崩れたことで、姿勢が悪くなります。そうなると身体の機能が低下します。神経伝達が低下し、筋肉の状態が低下し、関節の動きが悪くなり、血流が悪くなります。
これらの結果、身体が健康な状態ではなくなるために、自然治癒力が低下します。低下したことで、身体の回復が追いつかなくなるのです。
これらが複合的に絡み合ったことで、動けないほどの痛みとなってしまうのです。言い換えると身体としては限界を迎えたから頼むから使わないでね。と言っているのです。
ではどうしたら改善するのか、それは腰にかかる負担を減らし、自然治癒力を正常に働かせることで、限界を迎えた状態から脱却させなければならないのです。
そのために、骨格構造を整え姿勢を改善し、身体の機能を正常化させなければなりません。
自然治癒力が正常に働くことが結果として早期の改善につながります。
自然治癒力が早期の回復への近道
〈自然治癒力とは?〉

自然治癒力は人体に備わった身体を治すための素晴らしい力です。医療者すべてはこの力によって医療が行われております。極論を言えば自然治癒力がなければ人は生きていけないのです。
例えば、手術をしたとして縫うのは医師が行います。皮膚を近づけてるだけです。皮膚をつなげるのは自然治癒力です。この力を正常に働かせることが医療者のすべてだと考えております。
〈自然治癒力と自律神経〉
この自然治癒力は自律神経と大きく関わっております。特に自律神経の中の副交感神経が大いに関わります。
自然治癒力が働くためには血液が必要です。身体を治すための栄養や酸素を運ぶのは血液だからです。そして血流は副交感神経が関わっているのです。また、栄養を得るための消化吸収を行う内臓は自律神経によってコントロールされています。
これらのことから自然治癒力を働かせるためには自律神経の働きが重要なのです。
〈自律神経はどこにいるのか〉
では、自律神経はどこにいるのかです。それは背骨です。さらに言うと背骨の中を通る中枢神経の脊髄にいます。延髄と仙髄には副交感神経、頚髄、胸髄、腰髄には交感神経がいます。背骨から全身に向かって伸びているのです。
そのため背骨の配列が崩れ、神経の流れを邪魔してしまうと自律神経の働きが低下してしまうのです。
〈自然治癒力が一番働くのはいつ?〉
自然治癒力がうまく働くためには睡眠が重要になります。寝ているときが一番自然治癒力が働くからです。
睡眠に副交感神経が関わっていることは一般的で、皆さんご存じでしょうが、姿勢も大きく関わっています。
猫背の状態の人は仰向けで寝づらくなっていきます。それは猫背の人は背中が丸まり、肩甲骨が前にでてしう姿勢になります。その場合仰向けで寝たときに重力で上から押された様になり無理やり伸ばされた様になりストレスを感じて睡眠の質が大きく低下してしまうのです。
頭が前に入っていると低い枕を使うことでストレスを感じると思います。そのため高さのある枕を使うことが多いと思いますが、仰向けで高さのある枕は呼吸の低下やいびきにつながります。
救命救急の気道確保肢位は顎を引きません。顎を引くことは気道を狭める状態だからです。
妊婦の人以外仰向け、横向き、うつ伏せとすべての寝方で寝やすくないといけないのです。寝づらい方向がある人は睡眠の質が悪いと言えます。
だからこそ、骨格、特に背骨を整えることで姿勢を改善し腰への負担を減らし自律神経を整え自然治癒力を正常に働かせることで、結果として早期の改善が見込めるのです。
としま整骨院での施術法
施術の理論

当院の施術は背骨の配列が崩れた状態であるゆがみを整え、「姿勢を正しく整える」ことをメインとしています。そして同時に人が本来持っている「自然治癒力」を高め、症状を生じさせない健康な体づくりをサポートします。
ぎっくり腰の早期回復のために腰にかかる負担を減らし、神経伝達を改善しなければならないからです。
私の経験上、ぎっくり腰をやった人はみな力の伝達がうまくいかなくなっています。特に足への神経伝達が悪くなっています。
そのため体にさらに負荷がかかっているのです。そして神経伝達がうまくいかないと自律神経も伝達がうまくいかないのです。
身体を回復させるためにも、背骨を整え、腰にかかる負担を減らし、神経伝達を改善させなければならないのです。
当院の施術法
ではどのように施術を行うのかというと、振動を発生させる特殊な機械と手技によって行います。
カイロプラクティックでイメージするような「バキッボキッ」の様な骨を鳴らしたり、捻ったりするような危ない行為は行いません。振動も優しい振動なので、子供からお年寄りまで受けられる振動刺激です。電気も流れていないのでペースメーカーが入っていても大丈夫です。
振動を配列が崩れたところに与え少しづつ整えていくのです。
振動は遠くまで伝えることができます。(例えば道路工事の近くに行くと離れているのに振動を感じますよね、そのように遠くまで伝えられるのです)遠くまで伝えられることで骨に直接刺激を与えられるのです。そして骨だけでなく、神経にも刺激を与えられるのです。もちろん筋肉にも刺激を与えられるために当院の施術は骨・神経・筋肉3つにアプローチができるのです。この3つにアプローチできるのは当院の施術の特徴です。それを安心安全に行うことができるのが当院の売りです。
【一般的な施術の流れを説明します。】
- 検査(姿勢の検査、関節可動域の検査、神経伝達の検査)
⇓ - 施術(振動を使って)
- ①まずは後頭部から刺激を与えます。(頭の傾きを整えたり、副交感神経に刺激を入れるのが目的です。)
- ②おしりの間です。仙骨という骨盤の真ん中にある背骨の一部です。(ここも副交感神経がいる場所です。)
- ③腰のバランスを見て筋肉、背骨に刺激を入れます。
- ④背中(胸椎)に刺激を入れます。
- ⑤首(頸椎)に刺激を入れます。
- ⑥背部の筋肉に刺激を入れます。(神経の通りを邪魔している硬結や呼吸を邪魔している部位を狙っています)
- ⑦施術(手技)
背部、首、腰、おしりの間で機械だけでは刺激が足りなかった部位や血流が足りなかった部位に持続圧と言って指圧の様に圧力をかけます。(人の体は圧力を感じると血液をそこに送ろうとする反応を出してくれるのです。) - ⑧ベッドを移動しチェアーベッドで最後背骨に刺激を入れます。
⇓
- 再検査(姿勢の検査、関節可動域の検査、神経伝達の検査)
これが基本の流れです。
ただその人によって、場所が変わったり順番が変わったりします。その人その人によって原因(配列の乱れが)違うからです。
当院の施術は、ただ「痛みや不調を改善する」だけでなく、痛みや不調を生じさせない・生じたとしてもすぐに回復できる体へと変えることを最終目的としています。そのため、最初は週1回、3か月の通院をおすすめしています。当院では、ゆがみが生じた背骨を正しい位置へと戻して姿勢を整えるために、振動を生む機械を使った施術を行っています。この特殊な振動を通じて、痛みや不調の原因となる部分へと効率的にアプローチし、体に「ここが正しい姿勢・位置である」ことを覚えさせていきます。マッサージをしたり、低周波のような電波を使っているものではないので、年齢性別問わず、子供からご年配の方、妊婦さんでも安心して施術を受けることが可能です。
Q&A
・治るまでにどれぐらいかかりますか?
⇒程度によるというのが正直な答えです。炎症が収まるまでが、大体2週間ぐらいかかります。2週間~3週間以上の場合はぎっくり腰から慢性腰痛化していると考えます。(軽度の場合、当院で施術を受けて翌日痛みが軽減し3日で改善した例がございます。)
・ぎっくり腰になった直後はどうしたらいいですか?
⇒一番は安静です。そして寝ることです。炎症が出ていた場合はそれに冷やすが入ります。
怪我の処置の基本はRICE処置と言われR=rest安静・I=ice冷却・C=compression圧迫・E=elevation挙上です。この場合Eは難しいので省いていいのですが、第一に安静で横になったり、寝ることです。第二に圧迫です。体幹を圧迫をすると安静を助けるからです。コルセット、包帯、サラシなどで圧迫してください。第三に炎症がある場合は冷却です。炎症が痛みを誘発するからです。ただし、冷やしすぎには注意してください。冷やしすぎると回復が遅れます。なんで炎症が出ているかというと、体は負傷部位を治そうとして血液を多く送っているからです。治るためには血液が必要なのです。冷やしすぎると血流が減り結果回復が遅れるのです。
当院では、姿勢をよくすることで、腰にかかる負担を減らし、寝やすい身体にすることをします。そして必要があれば、包帯での圧迫をかけ安静を助けます。結果それが早期の回復につながります。
・してはいけないことは何ですか?
⇒ストレッチやマッサージはやめましょう。傷口をいじくることになり、悪化につながります。
炎症が出ている場合の入浴も痛みの増加に関わるので控えてください。
・動けない場合はどうしたらいいですか?
⇒どうにもならない場合は病院に行かれた方がいいと思います。何か病気があるかもしれませんし、病気があったら病院での対処になります。
病院に行った方がいい場合は、①トイレにも行けないほど動けない②排便・排尿障害が出てきたが代表例です。
・ぎっくり腰は癖になると聞きますがどうしてですか?
⇒それは、痛みが取れただけで、腰にかかっている負担が改善していないからです。
負担が変わっていないから繰り返すことになるのです。痛みが取れても、また限界を迎えたら痛みがでます。根本的には何も変わっていないために繰り返しなってしまうのが、癖になると表現されているだけです。


